皆さんは上司と上手くやっていますか?
私はお世辞にも上手くいってるとは言えないのですが、だからこそこれから社会人になる人や嫌いな上司や新しく環境が変わり新たな人との接点が増えるこれからに向けての記事を書きました。
早速行ってみよう!
まずは上司を知ろう
上司といえど人間です。感情的になったり、時には理不尽を振りかざす事もあると思います。まずは上司がどんな人間か知ることから始めましょう。
①世代・年齢の違い
②価値観の違い
③経験や知識の違い
④言葉の使い方・捉え方の違い
⑤人との関わり方の違い
少し書き出すだけでこんなにも違いがあります。所詮は赤の他人です。合う合わないは必ずどこかで発生するので気負わずコミュニケーションを取っていきましょう。
例えば就職先や異動先で苦手な上司がいたとしても、よっぽどのことがない限りすぐに状況が変わることはまずありません。
だとすると、あまり合わない上司だからといって突っぱねるのではなくまずはこの人がどのような人間で、どのような考えを持って、どのように立ち振る舞っているのか観察してみましょう。そうすると今まで見えなかった部分が見えてくることもあると思います。
思いのほか良い上司だったり、同じ趣味や悩みを持っていたりすることもあったりして会話が弾むこともあるかもしれません。逆に弱みを握ることも出来るかもしれませんし、握られる可能性もあるのであまりジロジロ見ずに、ふとした時に観察するといいと思います。
上司をタイプ別に分けてみた
みなさんはこのような言葉を耳にしたことはありますか?
①「モチベーションは高いが、スキルがない社員」
②「モチベーションが低く、スキルもない社員」
③「モチベーションが低いが、スキルが高い社員」
④「モチベーションもスキルも高い社員」
これは上司というより部下に向けたタイプ別の言葉だと思います。
これを上司に置き換えてみましょう。
モチベーションは高いが、スキルがない上司
このタイプはコミュニケーションが比較的取れやすく、むしろコミュニケーションで上に上がったと言っても過言ではありません。こちらから積極的に話かけることで、この上司は頼られてると勘違いして距離を詰めてくると思います。逆にそこを利用してやりましょう。
モチベーションが低く、スキルもない上司
このタイプは日本が生み出した年功序列モンスターです。何もしなくても給料は上がるし、上司になる人がいないからと1%の努力と99%運でのし上がったラッキーボーイです。自分に害がなければ放置するのが一番です。とりあえずやることだけやってスルーしましょう。
モチベーションが低いが、スキルが高い上司
このタイプは若い時にバリバリやっていたタイプで、とにかく現場が大好きです。現場から離れてしまったために燃え尽き症候群みたいになった儚いモンスターです。このタイプは腕はあるので分からないことは一通り教えてくれますが、手が離れると一気に興味が無くなるので最初に盗めるものはすべて盗んでおきましょう。
モチベーションもスキルも高い上司
このタイプは俗に言う半沢直樹タイプです。味方ならとても頼りになりますが、敵になると一番厄介です。とにかく上昇志向が高いために、下手をすると手柄まで持っていってしまうモンスターになりえますので弱みを握らせないように気を付けましょう。
上司付き合いをするメリット
別に仕事だけ出来ればいいやーと思わずに、これをすることにより仕事のやりやすさや仕事に対する満足度、さらには仕事の選択肢の幅も増えてくると思うので出来るだけ上司とは円滑な付き合い方をしていきたいものですよね。
メリット1 仕事の内容の選択肢が増える
上司との付き合いが出来ていると、おのずと会話が増えます。その中で自分はこうゆう仕事がしたい、こうゆう仕事が苦手だと上司にアピールできるので、じゃあこっちの仕事をしてみるか?と投げかけてもらうことが出来ます。会話はホントに大事。
メリット2 評価に繋がる
自分の仕事が出来るということは=仕事が速いことに繋がるのでそのまま評価に繋がります。上司からも上にアピールしてもらえるので名前を覚えてもらいます。そこで自分の口からもアピール出来れば評価はうなぎのぼりです。ゴマすりは大事ですが、すりすぎるとゴマ自体が無くなってしまいますので仕事の結果も一緒にアピールしていきましょう。
メリット3 職場内の雰囲気が良くなる
私はこれが一番大事なことだと思います。仕事は楽しいけど休憩中は誰ともしゃべらない職場なんて嫌じゃないですか?コミュニケーション=チームワークなので上司が中心になって職場がまとまると、上司だけでなく職場の仲間とも楽しく仕事が出来て、会社に来る足も軽くなると思います。
上司付き合いをするデメリット
ここでは上司付き合いをするデメリットについて話していこうと思います。
良いこともたくさんありますが光もあれば影もあります。悪いことも出てくるので具体的に拡げていきましょう。
ゴマすりと同僚から嫌われる
上司の事を嫌いな同僚から嫌われる可能性があります。かと言って同僚と一緒になって愚痴を言えば、かえって上司から嫌われる確率が高いです。そこの線引きは難しいですが、同僚からは嫌われてもしょうがないと割り切るか、ラブアンドピースと八方美人に徹するかはあなたの腕次第です。まあ所詮は嫉妬や妬みからくるものだと思うので気にしなくて大丈夫です。
仕事の話が増える
プライベートでも飲み会でも上司との接点はおおまかに仕事です。会社の上司なので仕事の話が増えるのは仕方ないことですが、これは逃れられない事実なので仕事とプライベートを分けたい人は上司と少し距離を置くことをお勧めします。
派閥争いに巻き込まれる
上司も一人ではありません。別の部署の上司からも声をかけられることもあると思います。その時にお前はどっちにつくんだ?と迫られる事が出てくる可能性があります。その時はあなたの好きな上司についていけば大丈夫と思いますが、仕事がやりにくくなる可能性は否定出来なくなるので、要所要所で「今はこっちですがそちらに行くこともあると思うのでその時はよろしくお願いします」とフォローの一言を添えると印象は良くなると思います。
嫌いな上司の対処法
苦手な、嫌いな上司に対してどのような対応をしていけば乗り切れるか、ここでは気を付ける7つのポイントを紹介します。
感情的にならない
感情を表に出さないことが大切です。
上司とのケンカだけは必ず避けてください。必ずです。
しかも感情的に言い合いなんてしてしまったらあなたの会社員生活は終わりです。
もしもそんな雰囲気になるときは毅然とした態度で対処しましょう。上司の目は二個しかありませんが、周囲の目はそれ以上にあります。たとえ理不尽なことがあってもあなたのことをちゃんと見ていてくれる味方が現れると思います。
報連相を必ず行う
報連相とは「報告」「連絡」「相談」の略です。
報告が遅れると良い事は何もありません。ミスを隠すなんてことはもってのほかです。
一番いいのは指示された上司に直接すぐに報告することです。
伝えづらい報告としても先延ばしにすればするほど言えなくなりあなたの信頼は下がっていきます。どうせ怒られるのならすぐに報告して怒られましょう。ちなみに結論を真っ先に伝えてください。言い訳をダラダラ言うよりも前置きを短くして、相手から求められたら詳しく話すようにしましょう。
連絡も同じです、スケジュール管理や先方に伝えることは端的にスムーズに行いましょう。自分の意見や憶測はかえって誤解を招くこともあるので、言われたことを素直に伝達しましょう。
相談はまずは直属の上司にするのが鉄則です。仕事における具体的な相談は指示した上司にしかわかりません。どうしても直属の上司に伝えたくないことはその上の上司に相談しても大丈夫ですが、間接的に伝わると印象が悪くなるので根回しをしてから伝えましょう。
「報連相」はビジネスにおける重要なポイントです。
伝えたから終わりと思わずに、伝え方、伝わり方を考え、改善を繰り返しましょう。
仕事の内容に関わらず大切なコミュニケーションでもあります、トラブルを未然に防ぐために事実を話すことを心がけましょう。
相手の好きなところを探す
ここは私にとっても一番難しいとこかもしれません。嫌いな上司の好きなとこなんて一つもないからです。しかし、思わぬ共通点が見つかり、突破口を開くのもこういった努力が必要です。そこから話が拡がり「意外と良い人じゃん」なんてことにもつながるかもしれないので全てを否定せずにまずは自分の視野を広げてみるのも一つの手です。
相手を認める、あきらめる
私が使っている一番の方法です。あ~この人はこういう人なんだなと思うと、割り切ることで諦めがつくようになります。所詮は他人です。人の心はそう簡単に変わることがないのでそれなら自分の心の位置を変えましょう。相手にイライラする時間が人生の無駄遣いなので、二つ返事で乗り越えましょう。
ここまでに辿り着く道は遠く険しい道のりでしたが、もう安心してください。あなたは仙人のような広い心で相手を認めたのですから、怖いものなんて何もありません。
いっそのこと離れる
ほぼ最終手段です。どうしても顔も見たくない人が出てきたときには距離を置くことを考えてみてください。部署を移動したりして物理的に会わない方法を探しましょう。失恋と一緒で時間が解決してくれることもあります。「顔も見たくないっ!」これを現実的に行動してみましょう。
SNSにアップする
これは身バレなどとてもリスクを伴いますが、効果は抜群です。
証拠として残せるだけでなく、不特定多数の人から意見をもらう事が出来ます。
しかもそれが多くの目に留まり拡散されることであなたの味方になってくれる人が現れるかもしれません。もちろん敵も出てくるかもしれないので注意して下さい。
ちなみに、会社の規則としてSNSにアップすること自体禁止されてる場合もあるので、慎重に行動しましょう。
最終手段「労基」
本当の最終手段です。
暴れん坊将軍のように、悪者をバッサバッサと切り刻んでいくことは現実社会では不可能です。直属の上司より上に相談してもらちが明かない場合や、誰もあなたの周りにまともな人がいない場合にはすぐに「労基」に相談しましょう。
「労基」とは労働基準監督署の略で労働問題で悩んだときに相談や通報をする事が出来ます。
実を言うと「労基は」パワハラやセクハラは対応していません。
労働基準関係法令違反の範囲の中でしか対応できないので、
各都道府県の雇用環境・均等部というところに連絡して下さい。
相談の際は資料を用意して具体的に話せる内容をまとめておくと効率的です。
今の会社を辞めても良いから現状を打破したい時には迷わず行動することでしか道は開けないのです。下にリンクを貼っておくので一度目を通してみてください。
自分を知ろう
ここでは、今一度自分の胸に手を当てて考えてみましょう。
上司となぜ仲良くなりたいのか、この上司はなぜ嫌いなのか、会社で働く以上は上司という存在からは逃れられないので好きなとこも嫌いなとこも実は考え方によると思います。
生理的に無理っ!と顔や態度に出すのは簡単です。しかし、相手にもそれは伝わります。もし、相手の立場に立った時に自分がしていた態度をそっくりそのまま返されたらあなたはどう思いますか?
上司は基本的に敵ではありません。あなたとは年齢も立場も違います。
上司も会社における役割を果たしているだけで、あなたの人間性までを否定しているわけではないのです。(論外な人もいるけど)
少し怒られただけで上司の人間性までも否定してしまうとおのずと会社に向かう足も遠のいてしますので、上司という立場を演じているだけなんだと割り切ってこちらも「部下」を演じましょう。「部下」の自分は怒られたとしても本当の自分までは怒られていないと切り替える事が出来ると少しは気持ちが楽になると思います。
あなたが口にしようとしていることや言ってはいけないことは大体正しいのですから、空気を読むことで上司との円滑なコミュニケーションが取れることをあなたはちゃんとわかっていますよ。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回の記事であなたの少しでも心が軽くなったら幸いです。
たとえ怒られたとしてもその経験は必ずあなたの糧になります。
未来の自分に経験としての報連相をこまめに行うようにしましょう。
過度なコミュニケーションは逆に仕事のやりにくさに繋がってしまうので、あなたの感覚でほどほどに付き合うようにしましょう。
どーしても付き合いきれない時は、思い切って逃げましょう。逃げるが勝ちです。
別の部署に逃げてもいいし、いっその事、別の会社という手もあります。
しかし、私もそうですが家のローンもあるし、家庭もある。収入も減ってしまうかもしれない。
逃げ出したくても逃げ出せない環境の中で少しでも抗う力が残っているのなら、、、
行動あるのみです。
最後は根性論みたいな話になってしまいましたが、
相手を変えるよりも自分を変える方がはるかに楽です。
人間そう簡単には変わりません。嫌な上司を見ていたらわかると思います。
あなたの頑張りは必ず誰かが見ていてくれます。
このストレス社会で生き延びてるだけでもすごいのです。
とにかく行動しましょう。あなたの人生はあなたが主人公です。
あの時やってよかった!と思える自分に出会えることを期待しています。
ではまた!